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ドローン国家資格 実地試験|一等・二等の課題・採点・落ちる人の特徴を完全解説【2026年版】

ドローン国家資格の実地試験を一等・二等の両方で徹底解説。机上・口述・実技の5ステップ、減点項目早見表、試験コース寸法、当日の持ち物、落ちる人の特徴TOP10まで国家資格検定審査員が完全ガイド。

ドローンライセンススクール 記事編集部読了 約19
📚 GUIDEこの記事は「ドローン国家資格 完全ガイド」の一部です

ANSWER / 結論

ドローン国家資格の実地試験は『机上→口述→実技→口述→口述』の5ステップ構成。100点持ち点の減点方式で二等70点・一等80点以上で合格。

📝 この記事の要点

  • 二等の主要課題はスクエア飛行・8の字飛行・異常事態飛行。一等は高度変化スクエア・ピルエットホバリング・緊急着陸8の字とより高難度。
  • 登録講習機関の修了審査ルートなら合格率86〜93%、指定試験機関の一発試験ルートは二等30%・一等10%以下。
  • 落ちる人の8割は『口述試験』『ATTIモード』『飛行日誌記入』のいずれかでつまずく。本記事で典型ミスを完全網羅。

📊 重要な数字とデータ

試験構成机上・口述・実技の3科目(5段階で実施)(出典: 日本海事協会
採点方式100点持ち点・減点方式(出典: 日本海事協会
二等合格基準70点以上を維持(出典: 日本海事協会
一等合格基準80点以上を維持(出典: 日本海事協会
二等基本受験料¥20,400(マルチローター・指定試験機関)(出典: 日本海事協会
一等基本受験料¥22,200(マルチローター・指定試験機関)(出典: 日本海事協会
登録講習機関ルート 合格率86〜93%(修了審査)(出典: 業界平均
目次

「ドローン国家資格の実地試験で何をするのか具体的に知りたい」「落ちたらどうしよう」——本記事はそんな実地試験を控えた方のための完全ガイドです。一等・二等の両方の試験課題を解説し、減点項目の完全早見表、試験コースの寸法、当日の持ち物、そして検定審査員が見てきた「落ちる人の特徴TOP10」まで、現役の国家資格検定審査員の視点で徹底解説します。

実地試験は採点が細かく、独学では情報を集めるのが難しい領域です。本記事を読み終える頃には、試験の全体像と「何をすれば合格できるか」が明確になっているはずです。

ドローン国家資格の実地試験とは|5ステップで判定される試験

ドローン国家資格の実地試験は、操縦技術だけを試す試験ではありません。机上試験・口述試験・実技試験の3科目を5段階のステップで実施し、操縦者として求められる総合的な能力を判定します。学科試験・身体検査も含めた二等試験の全体像は二等無人航空機操縦士 試験内容を参照してください。

実地試験は「机上・口述・実技」の3科目

実地試験は以下の3つの科目で構成されます。

科目内容主な評価ポイント
机上試験飛行計画の作成リスク評価・経路設計能力
口述試験飛行前後の点検・事故報告知識の言語化能力
実技試験スクエア飛行・8の字飛行・異常事態飛行など操縦技能・安全意識

5段階の試験ステップ全体像

3科目は次の5ステップで順番に実施されます。

ステップ区分内容
机上試験飛行計画の作成(5分間・4問選択)
口述試験作動前点検(機体・空域・周辺確認)
実技試験操縦課題の実施
口述試験飛行後点検・飛行後の記録
口述試験事故・重大インシデントの説明

口述試験が3回もあることに驚く方が多いですが、これがドローン国家資格の特徴です。「操縦できれば良い」ではなく、「安全運航を体系的に説明できる人材」が求められています。

採点方式は100点持ち点の減点方式

実地試験は 100点満点からの減点方式 で採点されます。各試験科目で減点が積み重なり、終了時点で持ち点が合格基準を下回ると不合格となります。

一等80点・二等70点で合格、各科目で持ち点割れは即不合格

区分合格基準持ち点限界
二等70点以上30点までの減点で合格圏内
一等80点以上20点までの減点で合格圏内

注意したいのは「各科目終了時点で合格基準を下回ったら不合格」という点です。例えば二等で机上試験終了時点で60点まで減点された場合、その時点で不合格となり以後の科目は受験できません。一発勝負の緊張感がある試験です。

申込から取得までの全体7ステップはドローン国家資格の取り方|申込から取得まで7ステップ完全ガイドで解説しています。

二等実地試験の内容|マルチローター基本コース

二等無人航空機操縦士の実地試験(マルチローター・基本)について、5ステップを順に解説します。

ステップ①机上試験|飛行計画作成・5分・4問選択

机上試験は わずか5分間で4問の選択問題 を解く形式です。試験時間が短いため、問題文をよく読み、的確に該当する規則・手順を選ぶ瞬発力が求められます。

主な出題分野:

  • 航空法の法令順守(特定飛行該当の判定、カテゴリーI・II・IIIの区分け)
  • 安全確保の措置(人・物件との30m距離、高圧電線への電波干渉対策)
  • 機体の仕様・限界事項(耐風性能と当日風速の照合、動作温度範囲)
  • 自動飛行機能の設定

「机上試験はわずか5分間で4問の選択問題ですが、ここで焦って減点される方が予想以上に多い。問題文をよく読み、該当する規則・手順を一つずつ確認するクセをつけてください。」

— DSL横浜校 検定審査員

ステップ②口述試験(飛行前)|13項目の点検手順

実技試験に入る前に、飛行前点検13項目を口頭で説明します。試験官の前で、機体を見ながら点検項目を一つずつ口に出して確認していきます。

主な点検項目:

  • 機体外観(フレーム・モーター・プロペラの異常)
  • バッテリー残量・端子の状態
  • プロポ(操縦機)の動作確認
  • 飛行空域の安全確認(人・障害物の有無)
  • 気象条件(風速・視程)
  • リターン・トゥ・ホーム設定
  • ジオフェンス設定

暗記ではなく 「自分の言葉で説明できる」 ことが重要です。マニュアル通りの一字一句暗記は減点対象になりやすいです。

ステップ③実技試験|スクエア飛行・8の字飛行・異常事態飛行

実技試験は二等基本では3つの操縦課題で構成されます。

課題1:スクエア飛行

機体を四角形の経路に沿って飛行させる課題です。

  • 高度:3.5mまで上昇して実施
  • 経路:四角形(1辺約4m)
  • 評価ポイント:経路逸脱なし、ふらつきなし、円滑な角の旋回

課題2:8の字飛行

8の字を描くように連続して飛行する課題です。

  • 高度:1.5m
  • 評価ポイント:旋回が止まらないこと、対称な8の字の形状

「旋回が止まる」と不円滑として1点減点が積み重なるため、リズミカルな操縦が求められます。

課題3:異常事態における飛行

ATTIモード(GPSオフ・自動安定なし)での緊急着陸課題です。

  • 左右移動中に試験官から「緊急事態」の告知
  • 即座に停止し、最短距離で着陸地点へ移動
  • 安全に着陸完了

ATTIモードでは GPS による位置保持機能が働かないため、風に流されないよう常時補正操縦が必要です。日頃 GPS モードに頼っている方が最も苦戦するセクションです。

二等を確実に突破したい方は DSL二等国家資格コース →

ステップ④口述試験(飛行後)|飛行記録の記入

実技試験終了後、飛行ログ(飛行日誌)を実際に記入し、内容を説明します。

主な記入項目:

  • 飛行日時・場所
  • 機体名・登録番号
  • 飛行時間・バッテリー使用量
  • 異常の有無・気象条件

飛行日誌の記入漏れ・誤りは10点減点 という大きなペナルティが科せられます。実地試験で最も「軽視されがちで失点が大きい」項目です。

ステップ⑤口述試験|事故・重大インシデント報告

最後のステップは、事故・重大インシデントが発生した場合の報告フローについて口頭で説明します。

説明すべき内容:

  • 事故発生時の即時対応(飛行中止・救護・二次被害防止)
  • 警察・消防への通報
  • 国土交通省への報告(10日以内)
  • 報告書の記載内容(発生日時・場所・状況・原因)

ここでも「マニュアル丸暗記」では減点されます。 「自分の言葉で順番通りに説明できる」 ことが評価ポイントです。

学科試験の頻出問題と対策はドローン国家資格 学科試験対策を参照してください。

一等実地試験の内容|二等より格段に高難度

一等無人航空機操縦士の実地試験は、二等の上位互換ではなく レベル4飛行(有人地帯目視外)に対応できる技能」 を判定するための、本質的に異なる難易度の試験です。

一等基本の操縦課題(屋外実施・GPSオフ前提)

一等基本(マルチローター)の実技試験は、二等とは課題内容が大きく異なります。

項目二等基本一等基本
実施場所屋内可屋外実施
GPSモード主にGPSオンATTIモード(GPSオフ)前提
課題1スクエア飛行高度変化を伴うスクエア飛行
課題28の字飛行ピルエットホバリング
課題3異常事態における飛行緊急着陸を伴う8の字飛行
合格基準70点80点

高度変化を伴うスクエア飛行(1.5m→3.5m→1.5m)

一等のスクエア飛行は、移動と高度変化を 同時に 行う必要があります。

  • 開始高度:1.5m
  • 中盤で3.5mまで上昇しながら水平移動
  • 終盤で1.5mに下降しながら水平移動
  • 動作を止めない(止めると不円滑として減点)

二等の「水平移動のみ」と比べ、高度コントロール × 水平コントロールの同時操作が要求されます。

ピルエットホバリング(20〜25秒で360度回転)

ピルエットホバリングは ホバリング位置を保持したまま機体を360度回転 させる課題です。

  • 回転時間:20〜25秒
  • 高度:規定位置を維持
  • 経路逸脱:減点対象

機体の前後左右が常に変わるため、操縦感覚を瞬時に入れ替える必要があります。一等試験で最も難易度が高い課題のひとつです。

緊急着陸を伴う8の字飛行

8の字飛行中に試験官から緊急告知があり、 即座に停止 → ホバリング → 最短距離で着陸地点へ移動 という対応が要求されます。

  • 緊急告知への反応速度
  • 安全な経路選択
  • 着陸地点での正確な接地

二等の「異常事態における飛行」よりも複雑な状況判断が必要です。

一等で合格基準が80点と高い理由

一等の合格基準が80点(持ち点限界20点)と厳しい理由は、レベル4飛行の社会的責任にあります。

  • 有人地帯上空での目視外飛行は、事故時の人的被害リスクが極めて高い
  • 操縦者には「ミスをしない技能」が求められる
  • 80点基準は、致命的なミス・累積減点の余地が小さいことを意味する

一等資格を活かしたレベル4飛行の詳細はドローンのレベル4飛行とは?要件・ビジネス活用、一等と二等の総合比較はドローン国家資格『一等』と『二等』の違いを徹底比較を参照してください。

一等を目指す方は DSL一等国家資格コース →

試験コースの寸法と機体種別

実地試験は試験コースの寸法・配置が国土交通省告示で詳細に定められています。

マルチローターの試験コース寸法

マルチローター基本試験のコース寸法は以下の通りです。

項目寸法
スクエア飛行 1辺約4m
経路幅(中央)3m(中央±1.5m)
減点区画経路から1m外側
不合格区画減点区画から1m外側
8の字飛行コース直径3〜4m × 2基

減点区画と不合格区画の境界

経路から外れる距離によって扱いが変わります。

ゾーン距離ペナルティ
経路内(中央±1.5m)0〜1.5m減点なし
減点区画1.5〜2.5m5点減点
不合格区画2.5m以上即不合格

不合格区画への進入は その時点で試験終了となります。最も避けたいパターンです。

機体種別3種(マルチローター/ヘリコプター/飛行機)

実地試験は機体種別ごとに別試験となります。

機体種別主な用途
回転翼航空機(マルチローター)一般的な空撮・測量・点検(最も受験者多い)
回転翼航空機(ヘリコプター)大型の農薬散布・運搬
飛行機長距離・広範囲の調査

ほとんどの受験者はマルチローターを選択します。本記事もマルチローターを前提に解説しています。

限定変更の4種別(基本/夜間/目視外/25kg超)

各機体種別の中で、さらに4種別の試験区分があります。

区分内容
基本昼間・目視内・25kg未満
夜間夜間飛行限定変更
目視外目視外飛行限定変更
25kg以上最大離陸重量25kg超機体限定変更

業務でこれらの飛行を行いたい場合は、限定変更コースの追加受講・受験が必要です。DSL流山校の場外ヘリポートで限定変更コースを開講しています。詳細は限定変更コースをご覧ください。

減点項目の完全早見表【保存版】

実地試験で起こり得る主な減点項目を、減点点数別に一覧化します。これは保存版としてご活用ください。

操縦に関する減点(ふらつき1点・不円滑1点・指示と異なる飛行5点)

減点項目点数主な発生場面
ふらつき1点スクエアの角・8の字の旋回中の機体ぶれ
不円滑1点8の字の旋回が止まる・スクエアで動作の連続性が途切れる
指示と異なる飛行5点試験官の指示と異なる経路・高度で飛行
安全意識欠如5点周囲確認なく機体を移動させる

コース逸脱に関する減点(減点区画進入5点・不合格区画進入は即不合格)

減点項目点数
減点区画への進入5点
経路逸脱(一時的)5点
不合格区画への進入即不合格

口述試験の減点(誤り10点)

減点項目点数
飛行前点検項目の説明漏れ10点
事故報告フローの誤り10点
事故対応手順の不正確さ10点

飛行日誌・記録の減点(誤り10点)

減点項目点数
飛行日誌の記入漏れ10点
飛行記録の数値誤り10点
必須項目の記載なし10点

持ち点別の合格ライン到達難易度

二等は30点までの減点で合格圏内、一等は20点までの減点で合格圏内です。

想定パターン二等(70点合格)一等(80点合格)
口述1回ミス(10点減点)余裕ありやや余裕あり
口述ミス+飛行日誌ミス(20点減点)余裕ありギリギリ合格
口述ミス+減点区画進入(15点減点)余裕あり余裕あり
口述2回ミス+ふらつき5回(25点減点)ギリギリ合格不合格

一等は口述ミスと操縦ミスが2〜3回重なるだけで不合格圏内に入るため、 「致命的なミスを1つもしない」精度 が要求されます。

「飛行前点検13項目を順番通りに暗唱できるかが鍵。スクール受講生でも、当日緊張で項目を飛ばしてしまい10点減点というケースがあります。声に出して練習することが何より重要です。」

— DSL流山校 検定審査員

修了審査と指定試験機関の実地試験|どちらが難しいか

ドローン国家資格の実地試験は、登録講習機関の修了審査指定試験機関(日本海事協会)の実地試験 の2ルートで受験可能です。両者の違いを比較します。

採点基準は同等だが、合格率は大きく異なる

採点項目・減点基準は両ルートで同等の基準が適用されます。しかし合格率は大きく異なります。

項目登録講習機関の修了審査指定試験機関の実地試験
採点基準同等(国交省告示準拠)同等(国交省告示準拠)
試験会場受講したスクール指定試験機関の指定会場
使用機体練習で慣れた機体試験用機体(初見)
試験官検定審査員指定試験機関の試験官
二等合格率86〜93%約30%
一等合格率70〜85%10%以下

修了審査の合格率86〜93%、一発試験は二等30%・一等10%以下

なぜこれほど差がつくのか。修了審査ルートには次の優位性があります。

  1. 練習で慣れた機体・コース — 同じ機体・同じコースで本番に臨める
  2. 指導員のフィードバック — 模擬試験で減点ポイントを事前に把握できる
  3. 修了審査の予行演習 — 本番同等の緊張感で何度も練習できる
  4. 不合格時のフォローアップ — スクールで弱点を修正してから再受験

修了審査の優位性(慣れた環境・既知の機体・指導員のフィードバック)

これは「採点が甘い」ということではありません。慣れた環境で実力を発揮できることと、減点項目を事前に潰せることが大きいのです。

「指定試験機関の一発試験は、合格率の数字だけ見ると『行けそう』に見えますが、実際は機体も初見、コースも初見、試験官も初見で、ほぼ全員が緊張で本来の実力を出せません。スクールルートの方が確実です。」

— DSL横浜校 検定審査員

一発試験の現実(自前機体不可・コースは初見)

一発試験で受験する場合、以下の制約があります。

  • 自前機体の持込みは 不可
  • 試験当日まで使用機体に触れられない
  • 試験コースは事前公開のみ、実物での練習は不可
  • 不合格時は再度1万円以上の受験料が必要

これらが合格率の低さに直結しています。

修了審査ルートで確実に突破するならDSL二等コース →

実地試験で落ちる人の特徴TOP10|検定審査員が見た典型ミス

DSL検定審査員が見てきた、実地試験で不合格になる方の典型ミスをTOP10で整理します。事前に把握しておけば、半分以上の不合格パターンは回避できます。

①口述試験で点検項目を飛ばす(10点減点)

最も多い失点パターン。13項目の飛行前点検を順番に説明する際、緊張で1〜2項目を飛ばしてしまうケースです。 対策:声に出して反復練習。 順番を覚えるのではなく、機体の各部位を見ながら自然に説明できる流れを身体に染み込ませる。

②飛行日誌の記入漏れ(10点減点)

操縦技術には自信があっても、飛行日誌で10点減点される受験者が多数。 対策:日常点検記録・飛行記録のフォーマットを暗記し、空欄なく記入する練習を10回以上繰り返す。

③ATTIモードで風に流される(実技減点)

GPSオフのATTIモードで、機体が風に流されてふらつき・不円滑が累積し失点。 対策:練習時間の30%以上をATTIモードに割く。 通常はGPSオンで練習しがちですが、本番はATTIモードが基本と心得ましょう。

④8の字飛行で旋回が止まる(不円滑1点ずつ累積)

連続的な8の字を描けず、旋回中に機体が止まってしまうパターン。1回1点でも、5〜10回累積すると致命傷に。 対策:「旋回 → 直進 → 旋回」のリズム感を意識した反復練習。

⑤緊張で机上試験5分の時間配分ミス

5分間で4問解くため、1問あたり75秒。1問に時間をかけすぎて全問解答できないケース。 対策:問題文のキーワードに線を引きながら読むクセをつける。

⑥スクエア飛行の角でふらつき(1点ずつ累積)

四角形の角で機体が止まる・ふらつくと、各角で1点ずつ減点。4角×2周で最大8点失点。 対策:角で減速→停止→次の方向へ加速、の動作を一定リズムで実施。

⑦自己流操縦で減点区画に進入(5点)

民間資格保有者やドローン経験者に多い失敗。自己流の操縦感覚で、規定経路から外れて減点区画に進入。 対策:スクールの指導通りに操縦を矯正する。「経験者だから」という慢心が一番危険。

⑧異常事態の指示に動揺

緊急告知後、パニックになって動作が止まる、誤った操作をしてしまう。 対策:あらかじめ「告知されたら3秒以内に減速 → ホバリング → 着陸地点確認」の手順を反射的にできるよう訓練。

⑨事故報告フローを丸暗記して言葉に詰まる

順番だけ覚えていて、各ステップの意味を理解していないため、試験官の追加質問に答えられない。 対策:「なぜこの順番なのか」の理由まで理解する。

⑩練習量不足(合計10時間未満)

実技の総練習時間が10時間に満たないと、本番のあらゆるシーンで対応力不足が露呈します。 対策:講習時間外も自主練習を加えて、最低15〜20時間の操縦経験を積む。

学科・実地それぞれの合格率データ・分野別マトリクスはドローン国家資格 難易度・合格率|一等二等別の数値と落ちる人の傾向で詳しく解説しています。

「本番に弱い方には、当日と全く同じ服装・装備で予行演習することを勧めています。ヘルメットや保護メガネを着けると視界感覚が変わるため、慣れておくことが大切です。」

— DSL流山校 検定審査員

落ちる不安を検定審査員指導で解消するならDSLコース →

試験当日完全シミュレーション|持ち物・服装・流れ

試験当日のリアルな流れを、過去受験者の体験談を踏まえてシミュレーションします。

持ち物リスト

試験当日に必ず持参すべきものです。

カテゴリ持ち物
必須受験票、本人確認書類(運転免許証等)、筆記用具(鉛筆・消しゴム)
推奨飲料水(500ml以上)、防寒着(屋内会場の場合)、動きやすい服装、滑らない靴
任意軽食、ハンドタオル、目薬

会場支給品(ゼッケン・ヘルメット・保護メガネ・試験機体)

以下は試験会場で支給されるため、持参不要です。

  • ゼッケン(受験番号入り)
  • ヘルメット
  • 保護メガネ
  • 試験用機体(自前持込み不可)
  • プロポ(操縦機)

当日の流れ(受付→オリエン→机上→口述→実技→口述→結果)

典型的な試験当日の流れです。

時刻内容
開始30分前受付(受験票・本人確認書類提示)
開始10分前オリエンテーション(試験全体の流れ説明)
試験開始ステップ①机上試験(5分間・4問選択)
ステップ②口述試験(飛行前点検)
ステップ③実技試験(操縦課題実施)
ステップ④口述試験(飛行後点検・記録)
ステップ⑤口述試験(事故・インシデント報告)
終了後結果通知(当日中または後日郵送)

体育館は冷える・スマホ完全OFF・水分多めの落とし穴

過去受験者からよく聞く「事前に知っておきたかったこと」です。

  • 体育館は想像以上に冷える — 春秋でも防寒着持参を強く推奨
  • スマートフォンは電源完全OFF — マナーモードでは不可
  • 緊張で喉が渇く — 飲料水は500ml以上推奨
  • 保護メガネで視界感覚が変わる — 普段眼鏡の方は事前に保護メガネで練習
  • ヘルメットの重さで首が疲れる — 長時間試験で意外な落とし穴

不合格時の再受験|費用・期限・挽回戦略

万が一不合格になった場合の再受験についてもまとめます。落ちることを過度に恐れず、計画的に挽回する戦略が重要です。

修了審査の再受験料(DSLは¥22,000程度)

登録講習機関の修了審査で不合格になった場合、再受験料がかかります。

スクール再受験料の目安
ドローン免許センター¥22,000程度
業界平均¥10,000〜¥30,000

スクールによっては、補習を含めた「再合格パッケージ」を用意しているところもあります。

指定試験機関の再受験料(毎回¥19,800〜¥22,200)

指定試験機関の実地試験で不合格になった場合、毎回基本受験料が発生します。

区分再受験料
二等基本¥20,400
一等基本¥22,200

学科合格は2年間有効、その間に実地・身体検査を完了

学科試験は別試験です。 学科合格は通知日から2年間有効 で、この間に実地試験・身体検査を完了する必要があります。実地試験で何度か不合格になっても、2年以内なら学科再受験は不要です。

1〜3回不合格時の総費用試算

二等を例に、不合格回数別の総費用を試算します(指定試験機関ルート)。

回数受験料総額備考
1回合格¥20,400理想ケース
2回目で合格¥40,8001回不合格
3回目で合格¥61,2002回不合格、修了審査ルート(¥30万円)と同等
4回目で合格¥81,600スクール費用を超える

3回不合格すると、結果的にスクール費用を上回ります。最初から確実な修了審査ルートを選ぶ方が、費用面でも合理的です。

再チャレンジで合格するための練習計画

不合格後の再受験までの理想的な練習計画です。

  1. 不合格通知から1週間 — 減点項目の振り返り、弱点特定
  2. 2〜4週目 — 弱点に絞った集中練習(1日1〜2時間)
  3. 5〜6週目 — 本番想定の通し練習(週2〜3回)
  4. 再受験 — 6週間後を目安に再チャレンジ

費用相場と内訳の詳細はドローン国家資格の費用相場【2026年4月最新】を参照してください。

ドローン国家資格 実地試験|よくある質問(FAQ)

Q1. 実地試験は何回まで受けられますか?

A. 回数制限はなく、何度でも再受験可能です。ただし、毎回受験料(二等¥20,400/一等¥22,200)が発生します。学科合格の有効期限が2年間のため、その間に実地・身体検査を完了する必要があります。期限を過ぎると学科から再受験になるので注意してください。

Q2. 試験で落ちた場合の再受験費用は?

A. 指定試験機関の再受験料は毎回¥19,800〜¥22,200です。登録講習機関の修了審査の場合、再受験料はスクールによりますがDSLでは¥22,000程度です。3回以上不合格を繰り返すと、結果的に登録講習機関の受講料(¥30万円前後)を上回るケースが多くなります。

Q3. 自前のドローンで受験できますか?

A. 指定試験機関の一発試験では自前機体の持込みは 不可 で、会場用意の試験機体を使用します。登録講習機関の修了審査では、スクールが用意した機体で受験するのが一般的です。DSLでは普段の練習と同じDJI Mavic 3 Classic等の機体で修了審査を実施するため、慣れた環境で本番に臨めます。

Q4. 試験当日の服装・持ち物は?

A. 持ち物は受験票・本人確認書類・筆記用具・飲料水が必須。屋内会場(体育館等)は想像以上に冷えるため防寒着推奨です。服装は動きやすい格好と滑らない靴で。ゼッケン・ヘルメット・保護メガネ・試験機体は会場支給のため持参不要です。スマートフォンは完全電源OFFが必要なので注意してください。

Q5. 試験時間は何分ですか?

A. 二等は全体で約45〜60分、一等は約60〜90分が目安です。机上試験は5分、実技試験は20〜30分、各口述試験は5〜10分程度。受験者の対応速度や試験官の追加質問により前後します。

Q6. 修了審査と指定試験機関の試験はどちらが難しいですか?

A. 採点基準は両方とも同等 です。しかし合格率は登録講習機関の修了審査が二等86〜93%、指定試験機関の一発試験が二等30%程度と大きな差があります。これは慣れた機体・コース・練習で減点ポイントを事前に潰せる修了審査ルートの方が、本来の実力を発揮しやすいためです。

Q7. 緊張で操縦が乱れがちな人の対策は?

A. 当日と全く同じ服装・装備(ヘルメット・保護メガネ)で予行演習することが最も効果的です。視界感覚が変わるため、本番で初めて装着すると操縦が乱れます。また、模擬試験を最低2〜3回受けて本番同等の緊張感に慣れることも重要です。DSLでは検定審査員立会いの予行演習を標準で実施しています。

Q8. 一等と二等で実技課題の難易度はどれくらい違いますか?

A. 一等は二等の上位互換ではなく、本質的に異なる難易度です。屋外実施・GPSオフのATTIモード前提・課題自体が複雑(高度変化スクエア、ピルエットホバリング、緊急着陸8の字)で、合格基準も80点(持ち点限界20点)と厳しい。一発試験での合格率は10%以下と推定されており、登録講習機関ルートが事実上の一択です。

実地試験を確実に突破するならドローン免許センター

実地試験は採点が細かく、独学・一発試験では合格が難しい試験です。最後にドローン免許センターの実地試験対策プログラムをご紹介します。

修了審査ルートで合格率86〜93%(業界平均)

ドローン免許センターは国土交通省の登録講習機関として認定されており、修了審査の合格で指定試験機関の実地試験が免除されます。

検定審査員直接指導 + ATTIモード集中訓練

DSLでは以下の独自対策プログラムを提供しています。

  • 国家資格検定審査員が直接指導 — 採点基準を熟知した審査員から直接フィードバック
  • ATTIモード集中訓練 — 一等・二等とも本番で必須となる手動操縦の徹底反復
  • 少人数制(インストラクター1名につき受講生最大2名) — 個別指導で弱点を確実にクリア

口述試験ロールプレイング・飛行日誌記入練習

実技だけでなく、口述試験・記録記入の対策も充実しています。

  • 口述試験ロールプレイング — 講習中に最低2回実施、本番同等の緊張感で予行演習
  • 飛行日誌記入練習 — 10点減点という致命傷を回避するための徹底反復
  • 机上試験模擬問題 — 過去出題傾向に基づく予想問題集

横浜校・流山校の開講スケジュール

校舎所在地特徴
横浜校神奈川県横浜市検定審査員直接指導、屋外コート使用
流山校千葉県流山市場外ヘリポート併設、限定変更(夜間・目視外)対応

二等国家資格コースは月2〜4回ペースで開講中。一等国家資格コースは個別カリキュラムで対応しています。

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まとめ|実地試験を突破する3つのポイント

最後に、実地試験を確実に突破するための3つのポイントを整理します。

  1. 5ステップ全体を理解し、減点項目を事前に把握する — 操縦技術だけでなく、口述試験・飛行日誌の対策が合否を分ける
  2. 登録講習機関の修了審査ルートを選ぶ — 合格率86〜93%、慣れた環境で実力を発揮できる
  3. 本番と同じ装備で予行演習を積む — ヘルメット・保護メガネ着用での操縦に慣れておく

実地試験は不安が大きい試験ですが、 正しい対策をすれば合格率は劇的に上がります。本記事の落ちる人TOP10と減点項目早見表を活用して、計画的に対策を進めてください。

ドローン免許センターでは、横浜校・千葉流山校で完全屋外実地訓練を提供し、20年のドローン操縦士育成実績を持つ検定審査員が直接指導しています。実地試験の不安を解消し、確実に資格を取得したい方は、お気軽に無料相談フォームからお問い合わせください。


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執筆: ドローンライセンススクール 記事編集部 (ドローン免許センター 公式ブログ編集チーム)

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